こんにちは。
卵子提供のお話3回目の今回は、日本の状況について説明をします。
海外、特にアメリカやヨーロッパでは、子どもを授かることが難しい方は以前から卵子提供を選択されてきました。
アメリカでは学会や法律が整備されていることもあり、卵子提供は広く行われている不妊治療でもあります。
世界全体では、年間15,000件を超える卵子提供が行われていると言われています。
次の記事で詳しく説明をしようと思いますが、台湾では人工生殖法という法律が整備されたことで、2016年時点では年間2000件を超えるようになっています。
日本ではどうかというと、実は日本では卵子提供を禁止する法律というものはありません。
ただし、日本産婦人科学会が自主ルールを定めているため、卵子提供を行うことは実質出来ていません。
不妊治療クリニックは基本的に日本産婦人科学会に所属しているため、卵子提供を受けられるクリニックは非常に限られているのが現状です。
さまざまお身体の理由によって、子どもを授かりたくても、ご自分の卵子を使って授かることの出来ないご夫婦もいらっしゃいます。
また晩婚であったり、不妊治療を数多く受けてきたけれども、年齢が上がってますます妊娠が難しくなった方。
そして妊娠はしても染色体異常で流産となってしまった方もいます。
そうした方々は、今は私たちの大新を含めて、海外のクリニックに治療を受けに行くしかないのが現状です。
将来的には日本でももっと議論が進んで、日本の中で卵子提供を受けるという選択肢も出来ることを願っています。
日本の方が、日本のクリニックで受けるようになることで、費用面でも精神面でもより楽になることと思っています。
クリアしなければいけないハードルは多いですが、子どもを望む方が、真にご自身で判断できる社会になっていけばと願っています。
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