日本では治療を受けることができないため、なかなか情報が入ってはこない不妊治療の方法「卵子提供」について説明したいと思います。
卵子提供とは奥様の卵子の代わりに別の女性(卵子ドナー)の卵子を使って治療を行うことです。
提供された卵子とご主人の精子を体外受精で受精させ、奥様の子宮に移植し、無事に着床することで妊娠となります。
代理出産と認識されることがたまにあるのですが、そうではなく、胚の状態から奥様のお腹の中で育てていきます。
あくまでドナーの方から卵子を借りて、体外受精をさせていくこととなります。
卵子提供が必要となってくるのは下記のような方々です。
・過去の不妊治療で妊娠せず、年齢的にご自分の卵子での妊娠が困難になった方
・早発閉経の方
・卵巣機能性不全のある方
・良性・悪性腫瘍などにより卵巣の摘出を行った方
女性の身体の仕組み上どうしても避けることができず、年齢が上がることにより卵子の老化がおこります。
そのためドナーの方には年齢制限を設け、比較的若い卵子を使うこととなっています。
台湾では、20〜39歳の方の卵子ドナーが認められているのですが、私たちの大新生殖中心では妊娠の可能性を高めるために、20〜30歳までの女性ドナーの方の卵子を使わせていただいています。
なお、出産した女性が実の母と認められており、奥様が出産した赤ちゃんはご夫婦の戸籍上の実子となります。
ご自分の子宮に胚を戻し自分のお腹で赤ちゃんを育てることから、これまで卵子提供を選択された方々皆さんが、自分の大切な子どもとして愛情を注いでいます。
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来年1月に卵子提供説明会を開催します・・・1/26 東京、1/27 名古屋